「フェアトレードって?」
わかっているようで、説明しようとするとちゃんとした知識を
もっていない・・・。
ただフェアなトレード商品を買っていることで満足して、
フェアトレードチョコレートやコーヒーをいただいていることに
ふと気づきます。
耕す会で「フェアトレード商品 ピープルツリーのチョコレート」を
いただいているフェアトレード・風”s 代表のゆっこりんこと
「土井ゆきこ」さんを講師にお迎えして、
入門編のフェアトレード講座を開催しました。
なごやかなズーニーカフェのスペースで、くらしを耕す会とのつながりから、今までの活動経緯などクイズ形式を交えて、楽しくスタート。
フェアトレードのことをもっと気軽に興味を持って、知ってほしいという想いを要点を絞って教えていただきました。
チョコレートを生産上位国とチョコレートの消費上位国をチェックするワーク。
実際にチェックすることで、社会情勢も目で見てわかります。
フェアトレードを理解するには、世界の情勢を含め、「児童労働」「貧困」「先進国と発展途上国」「資本主義」「SDGs」「環境問題」など連鎖するすべての問題があることを理解しなくてはなりません。
スライド資料や関連する本、土井さんの現地訪問記など多方面からすべての問題がある中で、土井さんの言葉でわかりやすく教えていただきます。
小さなことでも私たちが意識を向けてできることを考えてほしい。
それを実現できるのが、「フェアトレードを少しでも理解して、お買い物をすること」です。
今やフェアトレードはチョコレートやコーヒー紅茶だけでなく、手仕事品やカレースパイス、マンゴー、オーガニックコットンなど世界でも様々な商品があります。
また、国内でもの沖縄カカオプロジェクトや、東北の椿油プロジェクトなどがあります。
共に世界で生きるために、笑顔のための未来を作ることはわたしたち一人ひとりできることがあり、また「無関心」でいることはもうできない世の中になっていると、土井さんは教えてくれます。
あっという間の2時間。最後にフェアトレードのコーヒー紅茶とチョコレートを
いただきました。
わたしたちの口に入るまでの背景を思い浮かべながら、今までとは違う気持ちで
いただくことができました。
これまでの土井さんの歩みが「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう」と
活動を広げてこられた活動に頭が下がると共に、耕す会との顔が見える関係があってこそ、
こういったことを学ぶきっかけになるのだなと。
また、フェアトレードに関連する映画を上映しながら学ぶ「スローシネマカフェ」など
企画していけたらと思います。
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